2009.08.26 Wednesday
Final Trip , India
インドの旅行最後の街となったのが、アムリトサル。
ここは、インドの諸都市で幾度となく出会い、その硬派な男気に感服させられていたスィク教徒の聖地。
その総本山が黄金寺院というわけです。
Golden Temple
単なる乗り継ぎの街という扱いにできるはずもなく、インドを最後にする名残惜しい気持ちを持つ旅行者を、様々な面白みを以って迎え入れてくれた。
Golden Temple
まず、驚くことにここでの滞在はお金が全くかからない(正確には寄付)。
宿は牢獄のようなドミトリー。しかしながらエアコン付き。
メシは寺院内でサービスされる。給食工場のようなものが24時間稼動し続けていた。
水も宿泊施設内で頂戴できる。
Praying People
もう至れり尽くせり。はるばる遠方から巡礼に来た者をもてなす心遣いが、基本的に男前。スィク教徒でもない外国人なのに。
また、この黄金寺院は異教徒でも気軽に入ることができる。
自然に朝・昼・晩と、そのバブリーな寺院に立ち寄ってしまう。
Bubbly Point
それくらい、堅苦しくなくて居心地のいい所。
Golden Temple Night Time
そしてもう一つ、アムリトサル観光のイベント事があった。
それがパキスタンとの国境のクロージングセレモニー。
Ceremony Children
言ってしまえば、18:00になったから国境を閉めましょう、ということなんですが、閉め方がド派手。いわばどちらが閉め上手か、みたいな合戦のような感じ。始まるキッカケは何だったのか。。。
ギャラリーも集まる集まる。お互い爆音で音楽を鳴らしながらこっちのほうが勝ってるわい、といわんばかりに騒いでました。
Gallery
まぁパキスタン側はギャラリーが相当少なく(インド側500人くらい、パキスタン側30人くらい)、完全にインド勝ちではありましたが。勝ち負けだけでは計れない光景でした。
タクシーもインド側のギャラリーをできるだけ集めたい気持ちも働いてか、やたら安い。
Hi Tenshion Women
インド人は、色んなことを楽しみながら人生を送っているのだなぁと改めて実感。
それ本気ですか?と言いたくなることもしばしばあったけど(そしてたぶん本気)。
Amritsar Main Street
けれど最後に物事を決めるのは自分自身。
言葉の問題や経験不足、ビビッてしまうなど、「己の問題が原因」のトラブルをセットするのも自分自身(引き金を引くのが最初でも最後でも)。
自分の存在をふわりと包んでくれるインドは、未熟な自分を映す鏡そのものだった。
最後にスィク教徒の聖地を訪れ、その街中を歩き幾つかのやり取りを交わすと、インドの旅行を総括するような空気に襲われた。
インドに対し、日本は、日本人はどう映っていたのでしょうか。
答えが出ないとしても、行ってみないと解らない。
Amritsar Row