2009.11.26 Thursday
Georgean Religion
Charch on Tbilisi
トラブゾンで軽く用事を終えた後、またまた戻ってきましたグルジア。
ここの2国はビザいらんし、「ちょっとそこまで感」で行き来してしまう。ボーダーの重みがない。
これは中央アジアを抜けてきた弊害か。楽チンなのはいいんすけど。
で、グルジアにいたってはノービザで360日まで滞在できるそう。どんだけ緩いねん。
せっかく戻ってきたこともあり、短い観光時間で行った教会、グルジア正教の教会について。
Sveti Thoveli in Mutukheta
教会、めちゃめちゃ多いので名前とか覚えてませんけど。地名くらいは。
グルジア正教で目に付くのは数々のイコン。
in Tbilisi Charch
キリスト、マリアなどの肖像画や聖書のワンシーンなどが描かれたもの。所狭しと飾る教会が多い。柄・絵も数え切れないくらい多い。かぶってるというか、流行なのかと思わせる何回も目にするものもある。
Charch in Kutaisi
イコンを飾る一角が、整然としていて誰かの部屋のよう。
また中央アジアのモスクと違い、外見や内装など個性があり飽きや食傷気味、という気にはならなかった。
Charch in Kutaisi
イコンばっかの教会、壁画の多いところ、立体の装飾が立派なところなど。それぞれが持つ、特有の雰囲気を楽しむことができる。
勉強不足もあるけれど、中央アジアのモスクは違いがよく分からんかった。。。
気になるのは壁画の多いところ。
Charch in Kutaisi
絵の雰囲気、光と影の描き方がどことなくアメコミ調なものが多い。今まで宗教画というと、写実的でシットリしててドッシリと来るものだと思っていた。
Gerathi Monastery
他のところがどうかは知りませんが、この辺のものはいい意味でポップ。
込められている意味を知らないことで、却ってアートを見る感覚を味わうことが出来た。
Gerathi Monastery
あと、前にちょっとだけ紹介したサメバ教会然り、山の上とか見渡せる丘の上とか、ナイスなロケーションを持つものも目立つ。
Mothameta Charch
そういう意味でも、メディコさんお薦めのモツァメタ修道院はお気に入り。見晴らしもさることながら、線路の上を歩いて辿り着くというその設定がオイシイ教会でした。
魅力が多々あるグルジア正教の教会、その中でも一番印象的なのがゲラチ修道院でした。
Gerathi Monastery
単純に教会の規模が大きい、とか壁画にボリュームがある、とかいうレベルですが入ったときの密度や天井の突き抜け感から、一番のショックをもらいました。
Gherathi inside
Gherathi misa?
特別なミサですかね、神父らしき人に何かしてもらってる少女もいた。
滞在中は割と頻繁に教会へ行ってみた。そこではグルジア人の宗教への真摯な姿勢を見ることができた。
グルジア正教はヒンドゥーやムスリム(中央アジアは別ですけど)ほど密に濃厚に、生活の中に溶け込んでる感じがしない。
それでも人々は教会へ行って祈りを捧げる。歴史と共にここの文化や人を育ててきたキリスト教及びグルジア正教。その偉大なパワーは様々な所から感じることができました。
Sveti Thoveli in Mutukheta