2009.12.11 Friday
Paka Sovietia , Ochon Spaciva
Road 2 Border
アルメニアを過ぎると、長かった旧ソビエト圏の観光も終わり。
ビザ待ちのせいで、1ヶ月は余計に使ってるような気がする。でもビザ取りが旅行してるという実感を物語ってもくれました。
で、ロシア語もほどほどにできるようになる。たぶん2歳児くらいにはできてると思う。言語を覚えるって楽しい、と思わせてくれたのも旧ソビエト圏。こんな感じで日本の英語教育できないもんですかね?無理すか?
アルメニア抜けは最初簡単だと思っていたけれど。
やっぱり甘くはなかった。問題は天候。
Frozen city Golis
いつもなら余裕の3時間待ちとかが地獄になる。
道のりはというとステパナケルト−ゴリス−カパン−メグリ−ボーダーということで、どこの街でも泊まることができる。
最初はゴリスで、と思っていたのですがゴリスの天候が最悪。この前のシューシとおんなじでした。
Frozen city Golis
ここにはアルメニアのカッパドキアと呼ばれるような奇岩地帯が広がっているよう。
けど何も見れませんでした。
夏とか、晴れてたりしたらハイキングできそう、残念。
寒さに耐え切れず、1街でも進めようということで訪れたのがカパン。でもこれが裏目に出た。
ここには宿が2個しかなく、「クバルチーラ(民泊)!」も不発。1泊17$相当の宿に止まる羽目に。ここまで求めてません、な宿がソビエト圏最後の宿か。
city Kapan
これは、推定速度アルメニアNo.1のブロンズ像。
カパンは結構発展しつつある新しい街。
Kapan city
レゴのような風景にでっかい山々がそびえる避暑地的な印象でした。国境近く特有のガヤガヤした面―特に幹線道路のチャイハネなど、も持つゲートシティとしてはいい街。
Kapan city
民泊さえできれば最高な街なんじゃないかと思いました。
そこからボーダーまでは最後の移動。ここは運よくトラックをヒッチ。旧ソビエト圏はヒッチに始まりヒッチに終わることとなった。しかもこれまた遅い遅いカマス。キルギスの時ほどではないけれど、小走りぐらいのスピードでコーナーをガンガン攻めてました。
Road 2 Border
移動は中央アジア・コーカサスを象徴するような山々と共に。こんな狭いアルメニアにもこんなにでかい山々があるのかと思わせる。山の向こうは違う国かもしれないけれど、山越えても、また更に越えないといけない山が聳え立つ。で越える度にでかくなっていく。
人生観的には最高なんでしょうけど、たかが移動やし。
Mt of Megri
ドライバーのワイルドさのように、最後までダイナミックで且つ優しい中央アジア・コーカサス旅行でした。
思えばキルギス入国時の不安など取るに足らないものだった。
最初は誰かが大声あげるだけでビクビクしてたけれど。言葉の問題や勉強不足、初心者ということはた易くクリアできるものだった。
Border
それは自分の成長は1%未満なもので。数々の出会いや協力、どこにでもいる"良い人"達にミックスアップされた路中だったと痛感する。
そこから+α、何かをその国にしてあげれることが成長につながると。ワイルドすぎるカマスの運ちゃんを始め、外国の人たちからは新たな価値観をもらい続けていることを実感させる最後の道のりとなった。
改めて感謝。
Super Kamaz