2009.12.14 Monday
Jurassic Cave
Ari Sadr Cave
イランの次なる目的地は、思いっきり自然観光。
ということで、ハマダーンのジュラシック・ケイブ、アリサドル洞窟にやって参りました。
ここにはジュラ紀から形成され続けた大洞窟、鍾乳洞があるとのこと。
洞窟があるのはハマダーンから小1時間ほどバスで走ったアリ・サドル村。
Ari Sadr Cave Entrance
沙漠というか、荒涼とした厳しい環境の中にいきなり立派な建物がそびえている。
ここはこの洞窟様様という感じの村でした。
中に入ると、外の寒さが嘘の様な生暖かさ。夏と冬の温度差が外よりも無いとのこと。夏に来たらいいんでしょうね。
Ari Sadr Cave
洞窟の探検は足こぎボートで行われる。年季の入ったマシンで進む地下の湖は生物が全く住まないため、10m底まではっきりと見える。
Ari Sadr Cave
見えすぎてちょっと怖いっす。
それよりもイラン人観光客のテンションの底が見えない感じがもっと怖いっす。
Iranian Tourists
そういえばこのイラン人たち、ハシシ吸いまくってた。社会問題にもなるくらい蔓延してるとのこと。
見つかったら死刑。いいのか、この人ら?
進むにつれて、この洞窟の大きさを実感できる。どこまで行っても水面は続いてるし、高さ20mくらいあるホール的な所に出るし、水深は10mを越え出すしで、その威容に改めて地球の歴史の果てしなさを思い知る。
Ari Sadr Cave
所々に自然オブジェと言う感じで見所があり、「巨大ろうそく」とか「ぶどう棚」とか「自由の女神」とか名が付いてる。個人的に?なネーミングもあったけど、キャプションが付いてるところのオブジェはやっぱ凄い。
Ari Sadr Cave
時間をかけることでしか創れないもの、その時間の長さがそのままそのオブジェの魅力となっている。
ほんでやっぱバカでかいし、圧倒的な迫力を持っている。
自然のオブジェだけじゃなく、ここにこんな空間があること自体が、何か意味があることように感じてくる。
偶然できたとしか言いようが無いのだけれど。
地球さんには勝てないっすね。勝ち負けちゃうけど。
探検は最初ボート、途中から30分ほど歩き、またボートに乗って帰るというもの。
Ari Sadr Cave
途中、感極まりファルシーで熱唱しだすイラン人。解らんでもないけど、ちょっと上手く歌いすぎや。
久々の自然体験は、人生初の鍾乳洞探検となった。
イラン人ジャンキーに出会ったり地球の存在感に出会ったりペダル漕ぎすぎで軽筋肉痛に見舞われたり。
Ari Sadr Cave
最近の観光とはちょっと違った趣を持った2時間。
探検と言うには大げさだけれど、自然だけではないナカナカいい出会いがたくさんありました。
Ari Sadr Cave