2009.11.16 Monday
Tha Earth's Family
Kutaisi City
グルジア第2の都市といわれるクタイシ。
雰囲気はトビリシのオールドタウンが拡がっている様な感じ。バザールなども活気があってよし。地形的にもトビリシみたいに川の周りに開けている。
Kutaisi City
また、ここには世界遺産のバグラティ大聖堂とゲラティ修道院、モツァメタ教会といった見所がたくさんある。
けれどこの街で一番印象に残っているのは、そういった観光スポットではなく、「地球の家族」とも呼べるような素晴らしい家族。この旅行で出会った多くのファミリーの中で一番ピースフルでナイスな家族でした。
Kutaisi City
そこは「スリコの家」という名前で旅行者には超有名なオームステイ先なのだそう。
情報ノートや口コミなど至る所でその名前を見聞きしており、実はここへの宿泊がクタイシへ来る理由の一つにもなっていた。
夜行列車旅を経てクタイシに着いたのは午前2時。けど車掌さんが寝台で8時まで寝かせてくれるという親切さ。ほんま、今んとこ俺が会うグルジア人は9割が優しくオープン。
まぁこの車掌さんがゲイだったこともあり、少し不安もありましたが。そしてその後、その不安が危うく的中しそうになる。危ない危ない。
Kutaisi Train
ちょうど日の出と共にホームから街へと繰り出し、「スリコの家」へ。
入って挨拶もそこそこに、まずは一杯。自己紹介もそこそこにもう一杯。
そうです。ここの主人スリコさん(スリコって男!?な感じでした)は朝からワインを飲むという完璧なアルコールジャンキー。そして客にも容赦なくもてなしてくれる。
なんか魔法かけられたみたいに何杯も飲んでしまいます。
しかもこのワインが自家製。ワイン作りもちょこっと手伝わさせてもらいました。オモロイです。
Sliko Medhiko & Their Son
もう毎食毎食家庭料理にワイン、チャチャ(ウォッカみたいな自家製酒)、ルービー、コニャック(コレも自家製)、ジャム入り紅茶が入り乱れての宴となってました。
ほんでメディコさんのグルジア料理も絶品でした。
Good Break Fast
その他みんなでドラマを見てキャーキャー言ったり、日本人から贈られたという「NHKみんなの歌」を合唱したり、グルジア語講座をしたり(何一つ覚えてない。。。乾杯がガマルジョースやったかな)、グルジア流乾杯をしたり、何故かメディコさんファミリーのレディーストークに呼ばれたり。
Ladys Talk
旅行者を完膚なきまでに振り回す、その歓迎の心が肝臓に響くくらいに嬉しかったです。
乱痴気騒ぎの3日間を送りながらも、スリコさんとメディコさんの2人のアチアチっぷちはしっかりと感じることができた。酔っ払い、踊り、歌いながらメディコさんにスリスリ寄って行くスリコさん。そんな快活なスリコさんを温かく、厳しめに見守るメディコさん。羨ましくなる様な2人。この2人には、家族であり、恋人でもあり、人生のパートナーでもある、特別な絆を感じました。
有終の美「スリコの家」を始め、グルジアでの宿泊は全てがホームステイ(お金はちゃんと払ってるんですが)。その1つ1つ、1人1人との間には自然と物語が生まれてました。
それはどう考えても終わるようには思えない。いつでも帰りたくなるような家ばかりでした。
グルジアの全てに感謝。
From Bagrati Charch