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Confectionery Box , Sana'a
Sana'a Old Town
Old Sana'a City
写真をインドで見て以来、思いを馳せ続けていた観光スポット・サナァ旧市街。
イエメンに来る目的の、大きな1つとなっていた。

来てみて大正解。
そこはチョコの香りがしそうなくらいの、オカシの街だった。
Sana'a Old Town
Bab Al Yemen
バーバルヤマンというヤーマンな名前をもつ門をくぐれば、大きなオカシ箱に入り込む。
中に入っているのは巨大で膨大な数のチョコブラウニー・生クリーム付き。

茶色に統一されたレンガ造りの家々と、アクセントを加えるように塗り付けられた漆喰が、この異世界を創り出している。
Sana'a Old Town
Old Sana'a City
何故こんな風になるんでしょうか。歴史や背景を知らないから、不思議な浮いたような、面白い感情で街を散歩することができた。
Sana'a Old Town
Old Sana'a City

また、相当に古い歴史を持つというサナァは、その街並みだけでなくイエメン人の生活スタイルや生き方も特徴的。

まず基本的に、毎日毎日"カート"と呼ばれる神の葉(他国では牢屋送りになってしまう麻薬のようなもの)を噛みながらアッラーへの路をどうのこうの言っている。頬がカート溜め過ぎでリスのように膨れてるけど誰も気にしない。何言ってるか解らんくらい膨れてても誰も何も文句言わない。
Qart Boy
Qart Boy
相当ダレてる人もいますけど、"カートは悪くない"的な雰囲気は流れている。

その他、だいたいの人は路端にて座り、チャーイを何杯かやりながらずっっっと喋くってたり、男は腰に"ジャンビーヤ"なる刀をさしていたり、たまにその"ジャンビーヤ"を持ちながら踊ってくれたり(ジャンビーヤダンスと言うらしい)。
Jambiya Guy
Jambiya Gent's
飽きさせない人間ばかりのサナァ、その空気は首都とはいえ相当に緩い。

今はファイティングタイムだから気を抜くことはできないけれど、それは一般の人々にとっては遠い世界の様に感じる。
込み入った話をすると、イエメンの問題、部族のことや貧困のこと、南北分離のことなど熱くなることは必至なんですが。
けど、皆いつでもポジティブ。底が抜けてます。
Table Football
Football Table


サナァでは、素敵な旧市街に囲まれながら、そんなイエメン人とやり取りを交わすのが一番の観光だった。
Jambiya Man
Worker
ユーラシア大陸を約半分、それからアラビア半島へとやって来て、イエメンもムカッラ、サユーン、シバームなどを経てサナァへ入った結果、やっぱりイエメン人は今までで一番旅行者と地元民の距離を感じない。
女性の世界は男子禁制ですが。。。

本当にいい意味で、イエメン人は子供で手加減知らず、狭い世間で馴れ馴れしく生きている。
Sana'a Old Town
Souq in Old Sana'a City
毎晩サッカー・日本対イエメンしたり、チャイおごりおごられたり、何故か買い物に付き合わされたりと色々楽しませてくれた。

話の中や街の中では、めちゃめちゃナーバスな面を垣間見ることもあったイエメン。
実際物乞いも多いし、許可証あっても行くことができない所もあるような情勢。
けど旅行者に対しては「イエメン、一番最高!」と気持ちよく押し付けてくる。
その押し付けが心地いいという時点で、僕にとってのイエメンは最高だったと言えるのかもしれない。
Sana'a Old Town
Old Sana'a City
| stroll1 | 21.Yemen | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
Green Tresure Island 2/2
Bottle Tree
Bottle Tree
スコトラ島観光の後半戦。目的地はホッグケーブなる自然の洞窟とホムヒルと言う所でのシュノーケリング。
ここもその辺をかいつまんでご紹介。

3日目は、まずディクサムからホッグケーブまでTOYOTAでクルージング。
Dicksam
Road 2 Hoq Cave
途中でドライバーがいきなり獣道をトバしまくったりして、バオバブ見たり、ラクダ見たり。アッサン(=ドライバー)はイタズラ好きというか観光客のリアクションを見たいというか、いろいろサービスしてくれるナイスマン。
Assam
Assam "Pretty Johnny Depp"
いい出会いでした。
洞窟までの道は、そこら中にボトルツリーが覆い茂るこれまた手塚治虫の世界。なんか、風景と色彩がいい意味で合ってないような、違和感を感じる初めて見る光景でした。
Road 2 Homhil
Road 2 Hoq Cave

待ってましたの洞窟は、入り口まで一時間強、登らないといけない。この路、最初はいいのですが後々きつくなっていく。変な木ばっかの景色にも、飽き飽きし出す。
Hoq Cave
Road 2 Hoq Cave
それでも洞窟の入り口に着く頃には、背後は絶景に変わり果てていた。コレだけで目的を達成してしまったかのような気になる。
View & UT
Great View with UK

だけじゃなく、当然ながら洞窟の中も探検。これが目的でしたから。
中は思ってたより馬鹿でかい。小さな懐中電灯くらいでは間に合わない。
Hoq Cave Entrance
Hoq Cave Entrance
UKくんが持ってた高性能でも追いつかない馬鹿でかさ。最近、自然の力を見せ付けられるのには、若干免疫がついたと思っていたけれど。こういう風に、形で見せ付けられるとやっぱり圧倒的でクラッてしまう。
Incide Cave
In tha Cave
時間を以ってしか成し得ない業は、やっぱりズルいです。そしていつでも尊敬してしまいます。
しかもここは観光化されず、自然のままで存在している。この剥き出し感から、肌にピリピリ感じるものがある。
Incide Cave
In tha Cave

小3時間程度の探検も終わり、何かドッシリと来るものを抱えつつキャンプ地へ。ここでは、地元漁師との交流もあり、賑やかな晩飯となった。
Fisher Man
Fisher Man
素敵なオジイサマ達でした。


4日目、何故か朝から漁を見学、魚を大量に頂くことに。獲った魚全部くれましたけどいいんすかね?
Net Fishing
Net Fishhing
見返り的なものは何も考えてない感じが危なっかしい。
その後は巨大な砂丘のあるアルヒルへ。1時間かけて登り、30秒で駆け下りる。誰かの人生のよう。
Arhr
Arhr Sandistic Sadistic Mountain
アルヒルは海もあり、川もあり、砂丘もあり、岩山もあるような環境の変化が楽しいところ。
けどそれ以外は何もない。実際にも何も要らない。ナイスな所でした。
ここで朝獲れた魚をいただく。

その後はこの日のメイン、ホムヒルでのシュノーケリング。
Dihamri
Homhil Sunokering Spot
人生初シュノーケリングはテンション上がりまくる。手の届くところに熱帯魚が大量に。水族館の南の島コーナーあたりに放り込まれたようでした。
浮かれまくりの僕とは違い、ダイビングも経験豊富なUKくんとMKM氏は冷静にコトを分析。太陽とかベストスポットとかタイミング的なことを言っていました。流石MKM氏はダイブマスター。
僕は細かいことはわからないので水の中でワーワー言いながら魚との遊泳を楽しませてもらいました。
人懐っこいのとか割と距離をとるやつとか色々いる。

水の中に30cmほど入っただけでこんなにも世界が違う。入り際の劇的な変化が一番面白く、のめりこむ要因となった。
次はどこかで本格的なダイビングを。やっぱダハブですかね。

実際水だけでなく、今自分がいる世界と壁とか何かしら1枚隔てただけで、そこには異世界が拡がっている気がする。
この旅行中、ブラウン管っていう壁と半分間違った薄っぺらい知識が、色んな誤解を生んでいたことに気付くことができている。
ほんまにいつでもどこでも行ってみないと解らない。

スコトラ最後の夜は、MKM氏、UKくん、TCTくん、M2Kちゃんやアッサムを始め、地元民とも交流しながらの夜に。
Dihamri
Homhil Sun Set
実は島の思い出の中でも、ただの談笑だけのこの夜が一番、そしてひときわ印象的。それは多分スコトラで様々な経験を経たことが、自分の中にあるからだと思う。
Soqotora Moon
Soqotora Hull Moon


思い出にすがる、訳では無いけれど、どんな時間を過ごしたどんな仲間とおれるか、これが僕にとっての人生の一つ。
普段は忘れがちだけれど、今を楽しく生きる、このことは今だけでなく後々の自分の糧となると感じた。
それでいてやるべきコトをやる。遅ればせながらこの人生、2010年以降の目標が漠然としてきたように思います。

ひとまず、色んなモノをもたらしてくれたスコトラ島。
仲間と時間と自然に感謝。
Soqotora
Detwa Ragoon
| stroll1 | 21.Yemen | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
Green Tresure Island 1/2
Dragon Blood Tree
Dragon Blood Tree
イエメン、せっかく来たんだから、行っときました「ミドリのガラパゴス・スコトラ島」。
こういう時期ということもあり人数も集まるか心配で、半分くらい諦めていたけれど。
ふたを開けてみれば五人もの大所帯、しかもオール日本人。過ぎ去った、あの修学旅行の趣を味わうことができるのかどうなのか。

前情報としては「固有種の植物がたくさん多い茂る」「観光開発が全くなされていない」「やたら綺麗なビーチばっか」の島というもののみ。結果的にはそんくらいの情報で十分でした。

やたら良く働くドライバーのチョイスもあって、決して長くはない4泊5日の修学旅行は濃いものにすることができた。
それはスコトラ島の魅力を無理やり詰め込んだ4日間であったように感じる。
Aden Air Port
Aden Airport
そんな所をかいつまんでご紹介。

1日目は上陸からドライバー選び、カランシーヤまで移動。
ところでこの島、観光の体勢が全くなってない。観光客が着く時間になるくらいに丁度いったん店じまいをし始める。
Soqotora  City
Sqotora City
多分昼食。話が違う!て言うことが多すぎました。
けど実は、それがいいのか悪いのかを考える余地はある、それくらい、何かイージーでナチュラルな所なんです。
Yagi
Yagi

その後ドライバーには恵まれ、ガイドも兼任してくれるよう。
そのドライバーの計らいで、最初の目的地・カランシーヤの第1印象はめちゃくちゃ良かった。
Detwa Ragoon
Detwa Ragoon
見えた瞬間、テンションの上がり方は半端なかったよ、みんな。。。
Qaransiya
Detwa Ragoon

海辺で寝るのもキャンプするのも、設備等が何もないから逆に良い。
Qaransiya
Qalansiya Detwa Ragoon

2日目はカランシーヤで遊び倒した後ディクサムへ。

カランシーヤは向こう側が凄かった。
Qualansiya
Detwa Ragoon
砂浜、白すぎです。ここは純粋に「自然って綺麗」、と思える数少ない場所の一つではないかと思う。
Qualansiya
Detwa Ragoon
何しても痛くない砂地や蟹ばっかのビーチ、不自然なくらい蒼碧の海に誰もいない空間。
Detwa Crubs
Detwa Crub
勘違いしても仕方ない。

そこからは一気に山を駆け上がる、TOYOTAで。
ここにはこの島の1つの代名詞ともいえる竜血樹が多い茂る。
Dicksam
Dicksam
任天堂・スーパーマリオか鳥山明・ドラゴンボールの世界です。
稜線に沿ってポコポコ生える、不思議な形の可愛らしい奴ら。
Dragon Blood Tree
Dragon Blood Tree

そこにボトルツリーという、これまた変な形の木が加わり出す。
Bottle Tree
Bottle Tree
グランドキャニオンのような渓谷とそのコンビネーションは「火の鳥」の世界をも創り出す。
小さな島だと少しばかり侮りすぎた。小さいのはいつもいつまでも、そしてここでも自分でした。
Dcksum
Dicksam

こんな木々や景色の中で、悠々と飛ぶ鳥を上から見る。色んな不自然を手に入れ過ぎたトリップ感から、体が重くなる。。。
この夜ここでもキャンプ、スコトラの木は燃える燃える。
Camp Fire
Camp Fire

約1.5日の滞在にして、その自然の元、ゆらゆらと生活させてもらった。明るすぎる月明かりや燃えまくる木、自分を包み込む波や飛ぶ鳥、澄んだ空。その1つ1つにアトラクションを感じる前半戦。
ただただ"自然"を感じとけば、それで十分なのだろうけど。僕にとっては"本当に自然"なことが凄く特別な事でした。
Dragon Blood Tree
Dragon Blood Tree
後半へ続く。。。
| stroll1 | 21.Yemen | 23:48 | comments(2) | trackbacks(0) |
In tha Circulation
Mkhalla
Mukhalla on tha street
イエメンのアデン湾沿岸の街・ムカッラにチェックイン。
ここがイエメン最初の観光スポット。
着いたのは夜11時、それでも半袖で十分なナイスな気候を持つところでした。
Mukhalla
Mukhalla Cornich Area

夜の街散歩からのスタートとなったのですが、それでもイエメン人はそこら中でチャイ飲んでるし、みんなでテレビ見てるし。

皆でテレビでふっつうのドラマで。
Mukhalla
Mukhalla Theater
昭和みたいな光景でした。

ここへ来てまず目に付いたのがイエメン人の人の良さ。
別に外国人に対して、という訳でもなく地元民同士の間にも常に笑いのある時間を過ごしてました。

人懐っこいし、歩いてると一杯どうや?って感じでチャイに呼んでくれるし、常にポジティブな感情でした。
Mukhalla
Mukhalla crew

イエメン人と話をしていると色々もらえます。
それらは物理的なものよりも確かな感情。
好奇心、親切心、ウェルカムの心、ムスリムの精神は、大きな硬い塊となりつつも旅行者を包んでくれた。

そんな気質を創りだしているムカッラ。
いきなりですがイエメン、凄く気に入りました。
Mukhalla river
Mukhalla View

アデン湾とそれに流れ込む河川を持つこの街は、今までに無い強烈な太陽光を迎えつつも、瑞々しい印象を持っている。
Mkhalla
Mukhalla Magazine
中央アジアからイラン、U.A.E、オマーンを経て、ムスリム正直もう飽き飽きです、という感情が少なからず芽生え始めていたけれど。
ここへ来てそんな倦怠感を吹き飛ばしてくれた。
Masjid
Mukhalla Mosque

海辺の街特有なのか、今までと違ったモスクに白い家々、黒人も混じりだす人種など程よい狭さの中に入り乱れるようにひしめいている。

同じムスリムでもやっぱりそこは人間。創りだす文化も違うし生きる姿勢ももちろん違う。
Mukhalla peoplr
Mukhalla crew

なんか手取り足取り、丁寧に教えてくれたような。
ムスリム国に飽きつつあるっていうのも、半分は街並みや服装などが一緒ってだけの話で、もっと感じるべきものはあるはずでした。ちょい反省。

そんなことを思いながらも、やっぱり文化って面白い!と思わせてくれたムカッラは、崖、山、河、海、白い砂浜、所狭しと立ち並ぶ家々、もう目がくらむような密度で色んなものを露にしていた。
Percian Gulf
Mukhalla & Percian Gulf

こんな高濃度の中でも、人の1人1人に目がいくし、それぞれの思惑や行動が際立って見えてくる。
それぐらい人々の毎日の営みが力強く、日常が日常で無いような多彩さを感じることができる。
Mukhalla Row
Mukhalla URAMICHI

人が良いから街を好きになるし、街も良いからますます人との付き合いが気持ちよくなる。
今回ほど、その好循環の中に容易く入れたことはない。
Mukhalla
Mukhalla
けれどそれはイエメンに入国した時点、実はもっと前、イエメンに行こうとした時点で、その循環の中に入ることが決まってしまっていたように感じる。ここには、居場所はどこにでもあるような気がしてならない。

イエメンという国を創り出している人々に対する尊敬にも似た気持ちが、早くも芽生えることとなった。
Mkhalla
Mukhalla Row
| stroll1 | 21.Yemen | 22:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
Straight to Yemen
Straight to Yemen
Yemen Highway
アラビア半島旅行も最後の国になるのか、次なる国はイエメン。
アラブ首長国連邦・オマーンが駆け足であった為、アラビア半島に浸りきる前に最後の国を迎えることとなった。

実際、U.A.E−オマーンの間は国境を感じない。
それは移動方法に難あり(国際バス)だったのかもしれない。
今まで行ってきた、国境の街とか国境越えたところでのタクシーとの駆け引きとかがなく、オートマティックに次の国に入っている。

そして、イエメン−オマーンの国境越えも国際バス。物価の高さに目をつぶれなかった結果です。。。

けれどこの国境越え、この2国の相違を否が応にも感じさせられる。
それが物理的な貧富の差。
Straight to Yemen
Yemen Parking
国境越えた瞬間街並みがガラッと変わる。
家々がほぼ土塗りの壁、コンクリート造りなんかはほぼ見かけない。
ガソリンスタンドも、コレですか?の感。
Straight to Yemen
GAZ stand
まだまだ地方までは手が回ってないのか、やる気が無いのか、実は"コレでいいのだ"なのか。

幹線沿いの飯屋もテーブルとかがなく、地べたに座って地べたに皿を置くスタイルに。飯は普通のビルヤーニ。
Straight to Yemen
Yemen Restaurant
隣のおじいさんは羊の頭を丸ごと煮たようなものを食ってました。ラフ&タフです。

文化的な相違よりも物理的な相違のほうが大きく、今までの国境越えとは一味違ったイエメン抜け。
Straight to Yemen
Yemen on the Road
オマーン人も言っていたように、貧しい部分もあるイエメン。
蜃気楼も見えるこの行路。同じアラビア半島、同じムスリム国家のこの2国の対比に、これからの旅行の楽しみを覚える路となった。
Yemen Sunset
Road 2 Mukhalla
| stroll1 | 21.Yemen | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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