2010.05.02 Sunday
Zan Heaven
Jambiani Beach
ザンジバル島に来たもう1つの目的、ジャンビアニのビーチ。
島の西海岸にあたるストーンタウンから2時間ほどのドライブで、東海岸のここに着く。
ストーンタウンでも十分インド洋の綺麗さは伝わってたのだけれど。
ここはもう別世界でした。
Jambiani Beach
一言で表すなら天国。
ココを他の"リゾート地"ではなく"天国"たらしめるモノ、それは多々「ある」けれど。
一番の理由はやっぱり、ココが観光地的では「ない」ということでしょう。
Janbiani Kid's
ほんま、普段の地元の生活にお邪魔させてもらってる感。
みんなの反応も「お、新参者や」て感じで、ツーリスティックな話も少ない。一部あるにはあるのだけれど、全く悪どくなくくどくどしてない。
あとやっぱり大事なモノ、それは綺麗な海。
何故か分からないくらい白い砂にエメラルドグリーンのインド洋は、「やっぱ旅行はコレでしょ」と言わせてくれる。
Paje Beach
ここがアフリカであることなんか、ここでは忘れてしまう。
それに加え、雨季のこの季節にしては滞在5日間の内アメフリの日は1日だけというミラクル・ジャンビアーニ。
ちょい曇りがちの日も多かったけれど、期待以上の天候には恵まれた。
Janbiani Beach
けれど海は素敵ですね。月とのあれこれで満ちたり引いたり、太陽の光で色がガラッと変わったり。
綺麗な海ってだけで些細なことが感情につながったりする。
普通の日本の海でも同じやん、っちゃあ同じなんですけど。
綺麗な海だからこそ、ね。
そんな環境に普通に生きている人たちを含めた光景は、ぶ厚いマッシブな感動をくれる。
Woman on tha Sea
もちろん大自然の美しさ、それが一番、そして何よりなのだけど。
ここでの滞在はネイチャーを感じる、というよりはナチュラルを感じる、というような。
インド洋と共に「過ごす」ことに全てが含まれていたような。
そんな感動でした。
Janbiani Kid's
まぁ、人が優しいし素朴だからこそ感じ取れるものでした。ほんまここの人はイイ。
実際ここは特に何かあるわけではなく、便利というわけではない。
その分滞在中はこの海・環境を十分に堪能させてもらいました。
それでいて特に何をするでもなく。
Indiana Ocean on Morning
漁師と一緒に釣りに行かせてもらったり(この漁、いろんなコントラストがフィクションのようなノンフィクションでした)、ウニ獲りに行ったり、遠浅の海散歩したり、海もぐったり、地元民と駄弁ったり。
ものすごく中身は無いけれど、ここでは思い立ったら即行動でした。
そんな時間のなか、全ての行為により、全ての行為に対し心がオープンになる。
そのぶん風も水も太陽も声も心の中まで容易く届く。
日本で過ごす分にはダメダメな自分になっていたものの、素直に物質的に、色んなものと接することができました。
滞在5日間、頭の中では色んな出来事がフラッシュバックして、いつもの何十倍と考えさせられたけど。
Janbiani Village
ここの環境が教えてくれたのは、全てのものは「在る」ということのみ。
いち旅行者が何を感じようと感じまいと、海は在るし、人も居るし、喜びも問題も在る。
自分もここに居る、その経緯・事実1個1個に色んな感情がくっついて絡まって、心は何度となくざわざわしてました。
同じようにざわつく海藻畑を見ながら、1時間とかが一瞬で過ぎてました。
Farming
日本の観光客からすると色んなことが現実離れし過ぎてて体内時計の1秒が1秒でなくなる、そんな天国・ジャンビアーニ。
環境が現実離れしている分、そこに「居る」ときに、ここが「在る」ことが意味あるもののように思えてくる。
感じることは多々あるけれど。
「アレなくして、自分は存在しないのだな」と考えさせてくれました。
アレとアレをもたらしてくれるナニに尊敬せずには居られないジャンビアーニでした。
Indiana Ocean