2010.05.05 Wednesday
Kenya , Come Back Again

Marindi Coast
タンザニア、東アフリカのコーストエリアのムードにのせられて舞い戻ってしまいました、イーストコースト・ケニア。
まずはマリンディなる街に赴いた。
ダル・エス・サラームからバスをぶっ飛ばすこと11時間。アフリカ、バンピングロードにももう慣れました。

Road 2 Kenya
というよりは、国際バスも通ってるしバスも立派で、東アフリカの移動は概ね楽チンです。
まだまだ路は悪いとこ激しく悪いですけど、苦になることは少なかったような。
それでも色々イレギュラーがあった為、モンバサに着いたのは21時。けれどそこはナイス・ケニア、マリンディまでのマタツはバンバン走ってました。
こんな時間のマタツは酔っ払いもしくは疲れきったワーカーばっか。日本の日々を思い出しつつも、ある意味新鮮でした。
こんな時間なのにも関わらず、この街も人がいい。
テンションも相変わらず、「ラフィーキ!」「カリブ・テナー!」て言うてくる。ほんま言うてくる、それだけ。
それに続く営業トークはこの時間、聞きませんでした
1夜明けてみてのマリンディ。
海岸の街なんですけど、少し期待していた海は水が汚い。ザンジバル帰りということでハードルはバカ上がってました。

Marindi Coast
砂はサラサラで気持ちいいんですけど、肝腎の水が。。。
その他、バスコ・ダ・ガマが寄った証といわれるクロスなんかも見ることができる。

Cross of Basco da Ghamma
バスコ・ダ・ガマも、東海岸のこのナイスなムードにのせられて、ついつい寄っちゃったんでしょう。お気に入りになったに違いない。
そのマリンディ、昼間の顔はかなりのツーリスティックタウンのよう。
毎分毎分営業トークを聞くことになる。
自称フィッシャーマンのラスタマンのタダのプッシャー、とか自称キャプテンのアーティストのタダのプッシャーとか。
今はオフシーズンかもしれないけれど、それならそれで別の仕事を考えなさいよ。

Marindi Row
寄って来る奴らの半数が「仕事ない、仕事ない」と言いながらタカってきてました。
それでも1つ1つに悪い思い出はない。不思議な魅力と、凄く惹きつけるパワーを持つ人々にゆらゆらとのせられるような時間が続く。
中でもセレクターで切符売りでキャプテンでもあるチャンピオンは尊敬。

Champion and Friend
何故かお母さんを紹介しに家まで連れて行ってくれたり、男の話に花を咲かせたり。マリンディの人たちはみんな、チャンピオンのことが大好きでした。
東アフリカのコーストエリア、ザンジバルから続くこの波は、ケニアに帰ってきたということを忘れさせる。
というよりは、自分がここにいることが1番大事だと気付かさせてくれる。

Marindi Row
旅行者に対し、問題も個性も欲望も何もかもさらけ出してしまう東アフリカ・コーストエリアの人たち。
望もうが望むまいが、路上で生きてる殆どの事を何のフィルターも通さずに感じさせてくれる。
同時に「よぉ兄弟!」ていう言葉を、何の誇張も違和感も無く感じさせてもくれます。
ナチュラルなストーリーテラーのような人たちからは、新しくも古くもない違った価値観をもらい続けることとなりました。

Marindi Row